TANDEN
俳優とは呼吸をしなければ生きられない動物です。
と言うと、そんなの"俳優"を"人間"と置き換えても同じじゃないか、とお考えになるかもしれません。
しかしここで私が言いたいのは、集中力と発声の職人である俳優という職業に必要な下支えである呼吸のレベルが低いうちは、俳優として生きることが出来ない、という事なのです。
それを克服するための日々のトレーニングとして、当EG宣言が最も的確だと考えるトレーニング法3215方式を、今日も学んで行きましょう。
いつものように、トレーニング法をざっとおさらいしていただいてから、今回からは、3秒、2秒、15秒、それぞれのパートでの詳しいアプローチ法、注意点などを解説していきたいと思います。
まずは下の図をご覧ください。
出ました。またもやその辺にあったメモパッドに殴り書いて写メった図です。
前回はわざと下手に書こうとしたのに微妙に巧く書けてしまって何の笑いも起こせなかったので、今度こそはと思い、当HPの名物コーナー「一分一発撮り」にちなんで「一分一発書き」でトライしてみました。
どうだ、今度こそは…いや、そんなに言うほど下手でもないかな…まあ、前回よりはちょっと下手だけど…この絵の件に関しては、何度チャレンジしても中途半端な結果に終わるようです。
気を取り直して、解説に戻りましょう。つまり私がこの図を用いて何を伝えたいかと言うと、3秒で吸うときは、図のようなイメージを持つということであります。
念のため解説しますが、鼻から吸って、黒丸で表されたポジションに腹筋で息を送り込むようにします。
この黒丸の箇所を”丹田“といいます。おへその少し下あたりです。
肩甲骨とか腹筋とかと違い、丹田という人体の組織があるわけではないので、演劇の経験がある方でも丹田なる言葉は知らないと思います。
しかし日本人は昔からここを丹田と呼び、お腹に力を入れて肝を据えることを"丹田に力を込める"などと言い習わしてきたのです。
3秒を使って、丹田(にポジションをとって)を意識してそこに向かって息を吸うようにします。
そして次の2秒なのですが、これは、短距離走や水泳の飛び込みの前の"よーい"のようなものだと考えていただきたい。
この2秒は吸った空気をいよいよ吐く前の"よーい"なのです。
よーいのときは、先ほど言った"丹田に力を込める"という状態にします。
ここが一番大事なところで、"丹田に力を込める"、言い換えれば"丹田感覚"をマスターすることが、この呼吸法の目的といえます。
次はいよいよ15秒(吐く)部分を詳細に解説しますが、皆さんに置かれましては今のところは3215方式を繰り返し練習する中で、少しでも"丹田"を意識し"丹田感覚"を身につけるように心がけていただきたい。
私はたとえ乱暴とのそしりを受けようとあえて言い切りたい。
“丹田感覚"は"演劇感覚”なのです。
ではまた来週!レッツ呼吸!レッツEG!
















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