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2008年4月2日(水曜日)

ニュースにあげるほどではないドットコム情報

カテゴリー: - リーダー @ 22時49分26秒

・吾輩リーダーは、毎日更新で大変なのは自分だけだと思っていた。

・しかし先日「毎日あの量が続くと読みきれない」という貴重なお言葉をいただいた。

・確かに、連日1000字オーバー、しかも中身は日記などではなく論述文、ひどいときは小説だったりしたら、吾輩なら毎日読む気を無くす、と気づいた。

・過ぎたるは及ばざるが如しの格言どおり、以降、重めの内容(コーナー物など)と軽めの内容(日記、レビューなど)が一日ごとになるよう工夫することにした次第である。

・そんな訳で、「ブンコキャンプ」の次の日の今日は"ニュースにあげるほどではないドットコム情報"。新コーナーも含め、4月の大体の予定を現在分かる範囲で記しておきたい。

・以前であればこんなことをする必要はなかったかと思われるが、アクセス数の増加に伴い、万全のフォローを期す所存である。

■ほぼ月刊の「超正論」、4月は複数回を予定
■新コーナーは4月初旬スタート
■↑この作業進行上のトラブル(失敗)のため、現在超正論が閲覧出来ない状態に
■長らく中断中の「近所遺産」も近日再開

・以上である。あるのだが、書いていてこれだけではやはり何となく寂しい感じもするので、今日もミュージカル=演劇論の啓蒙に勤めたい。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)
ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム=カーター アラン・リックマン
B0016OTUMI

ONCE ダブリンの街角で デラックス版
グレン・ハンサード マルケタ・イルグロヴァ ジョン・カーニー
B0016XF4OW

・上は皆さんご存知ティム・バートン監督の最新作。形式の上でも古式ゆかしい完全なるミュージカルであるが、ティム・バートンの作品はしばらく前から本質的にはミュージカルだったので、殆ど違和感はなかろうと思われる。

・主演のジョニー・デップの歌が、予想外の低調なのに驚いた。何を根拠か、もっと巧かろうと考えていたのだ。しかし脇を固める出演陣は全員超一流なのでお楽しみあれ。

・しかし、ヘレナ・ボナム=カーターといい、アラン・リックマンといい、キャストの顔ぶれにおける「ハリーポッター」シリーズとの近似性は何か理由があるのだろうか。

・ついでながら、"ヘレナ・ボナム=カーター"の名前の中の"="は如何な意味があるのだろうか。

・下の作品は、実は観ていない。観ていないのに紹介するのは、己の観たいという強い欲求からだ。

・先日の当コーナーで"感情を反映させないミュージカル"云々のことに触れたが、これがもしかしたらそうした作品で、しかもその最良の方法論を示しているかもしれない、という予感があるからだ。

・軽めの内容、と宣言しておきながら結局は1000字以上書いてしまう己にあきれ続けて35年。チンコ!


2008年3月30日(日曜日)

静かじゃないミュージカル

カテゴリー: - リーダー @ 23時56分31秒

・折り込みチラシというものがある。小劇団が公演をするときに必ずと言っていいほど刷るパンフレットの中に、他劇団の公演チラシを折り込むものだ。

・観客の立場からすれば観に来た公演に関係のあるものだろうと感じるはずだが大体の場合そうではない。全然知り合いでない劇団の公演であっても、頼んで入れてもらうのである。私は当初、この暗黙の慣習と化したシステムを知らずに恥をかいたことがあり、これはあとで「自己批判ショーのあけぼの」にも書きたい。

・先日ある劇団の公演で手に入れた折込チラシの中に、"音楽に感情を表現させない"ミュージカル、を標榜した公演のチラシが入っていた。

・それには説明書きがあって、「突然歌を歌いだす」ことに代表されるミュージカルの恥ずかしさへの表明とともに、それを乗り越える試みとしての恥ずかしくないミュージカル、すなわち音楽劇と対話劇の両立を目指すんだ、というような趣意が述べられていた。

・日本の現代演劇よりはるかに歴史が長く、より深く発展を遂げている"いわゆる"ミュージカルは、彼らの言う恥ずかしさも自覚の上で、それを乗り越える試みがいくつもなされ、もうだいぶ前から高度に斬新に乗り越えてしまっている。

・彼らが"ミュージカル"だと思っている狭義のミュージカルでさえ、今やそうした考え方を織り込んだ表現形態になってしまっているので、彼らの言い分は、よくある、アンチと設定した対象に対する無知からの的外れな批判となってしまっている。結果的に、批判する気がなかったとしても批判のための批判になってしまったのだ。

・しかし私はこの齟齬を、たとえそれが重大であったとしても、その無邪気さゆえ強く責める気にはなれない。それは以前は私も似たようなことを考えていたかもしれない、という同類哀れみのような感情かもしれないし、また、彼らを取り巻く環境、特に先輩や先人の怠慢による教育不備への同情でもあるような気がする。

・私はこの頃「いくら真実でも、時が熟さないと説得できない事実はある」ということを感じるようになって来た。例えば「それがBGMやSEとしてであろうとサウンドが使用されている、近代的な手法が用いられたリアリズム演劇は全てミュージカルの一種」だという真実を述べたとして、現時点では納得してくれる人はごく僅かだろう。

・そんなことをいおうものなら右翼扱いされてきた「中国はチベットを侵略した」という事実。近頃になってようやくこの真実を世間に説得する機が熟してきたが、真実であると都合の悪い人が多すぎるため、以前はほとんど絶望視されていたものだ。

・だから、もしかしたら「ミュージカル以外のものを標榜しようがしまいが皆いつの間にかミュージカルやってるんですよ」という真実を説得できる、その機が熟す時がいつかくるかもしれない。私だって、ミュージカル観劇を勧めてくれた大事な友人の存在が無ければ、同じ事をしていた可能性だってあるのだ。

・虚心坦懐に研究に励めば、誰だっていつか真実に行き着くものだ。その一環としての、DVDで簡単に見られる以下の作品群を紹介したい。

・最初に挙げる「ヘアスプレー」の発売に合わせ、以下の2作品も廉価版でリリースされる。この機会にぜひどうぞ。チンコ!

ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション (初回限定生産2枚組)
ザック・エフロン ニッキー・ブロンスキー クィーン・ラティファ
B0012EGLLA

プロデューサーズ コレクターズ・エディション
マシュー・ブロデリック ネイサン・レイン ユマ・サーマン
B0012VU1HI

レント デラックス・コレクターズ・エディション
ロザリオ・ドーソン ウィルソン・J・ペレディア テイ・ディグス
B0012VU1HS


2008年1月12日(土曜日)

ワレボルタ奮闘

カテゴリー: - リーダー @ 23時23分06秒

ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション (初回限定生産2枚組)
ザック・エフロン ニッキー・ブロンスキー クィーン・ラティファ
B0012EGLLA
70年代以降死滅したに等しかったミュージカル映画も2000年以降は大作が年に1〜2本は公開されるほど復権の兆しをみせている。

昨年07年のものでは何よりもエディ・マーフィーの凄さに圧倒された「ドリームガールズ」が記憶に新しいが、もう一本が、この「ヘアスプレー」である。

そもそもはジョン・ウォータース監督の88年作品をブロードウェイで02年にミュージカル化、さらにそれを映画化したのが本作「ヘアスプレー」である。

このヘアスプレー、ブロードウェイでの初演以降、主人公の太った女の子の太った母親役を太った男性が演じるのが通例となっているが、この最新映画版では誰もが予想だにしなかったジョン・トラボルタ(アゴ・ワレボルタ)を起用。これには意表を突かれた。当然だろう。これまで舞台版ではリアルに太った俳優を起用していたのだから。

全然太ってはいないトラボルタは、恐らく完成まで何時間もかかったであろう特殊メイクで奮闘。それがトラボルタである必然性がまったく見出せないほど、太った女性を演じきっていた。

元々はミュージカル俳優であるクリストファー・ウォーケンや、「シカゴ」での名演、そして最近では「主人公は僕だった」など、いい仕事を連発しているクイーン・ラティファなどの流石のミュージカルシーンも見逃せない。

特筆すべきはその音楽で、一曲一曲よく聞けば映画の舞台である50年代アメリカには絶対にこんな音楽はまだなかっただろう、という感じなのだが、それをうまくロックンロール創生期のフィフティーズに聴こえるように編曲が施してある。

ミュージカル好きなら、レンタルと言わず買ってしまっても絶対に損は無いだろう。何といっても、ミュージカル映画は多くて年に2本くらいしかないのだから。

今回は極力普通の商品レビューに見えるように心がけてみた。チンコ!


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